
「80億分の1」というゲームをやってみた話を書きました。今度は日本版があると知って、こちらもやってみました。
日本に生まれる1億2千万人の中から、ひとつの人生が割り当てられる——そういうゲームです。
どこの県に生まれるのかで、そこもまた色々な人生になりそうです。
最初から出てきた人生が、なんとも考えさせられるものでした。
出てきた人生
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生まれた場所/性別 | 東京/女の子 |
| 職業 | 医療関係(看護師) |
| 結婚 | したが、38歳で離婚 |
| その後 | 再婚の機会はあったが、ひとりで生きる道を選択 |
| 子ども | なし |
| 両親 | 97歳・106歳まで長寿 |
| 自分の寿命 | 107歳 |
職業が、実際の私と同じ
いちばん驚いたのが、これです。
看護師——これは、結婚する前の私の職業そのものなのです。
私は、地元の准看護学校卒ですが、ゲームの中では医療系大学を4年、その後看護師になっています。
そのせいでしょうか。画面に出てきた人生が、まったくの他人事に思えませんでした。もし結婚していなかったら、まさにこういう人生だったかもしれない。そんな気持ちになったのです。
ゲームの中の私は、離婚のあと再婚の機会がありながら、ひとりで生きることを選びました。今の時代、結婚だけがいいものとは限りませんから、その選択もよくわかる気がします。
60歳からの老後が、47年もありました
そして107歳。
これ、よく考えるとものすごいことです。60歳を老後の入り口とすると、そこから47年。
私は以前、85歳までのライフプランを作りました。それでも長いと思っていたのに、このゲームの人生なら、そこからさらに22年あることになります。
「人生100年時代」という言葉はよく聞きますが、言葉で聞くのと、自分の人生表で見るのとでは迫力がまるで違います。長生きは嬉しいことのはずなのに、正直ちょっと途方に暮れました💧
親も97歳と106歳
もうひとつ、見逃せないところがありました。
両親が、97歳と106歳まで生きているのです。
ということは、自分が70代・80代になってから親の介護をするということですよね。老老介護どころの話ではありません。しかも独身なら、ひとりで背負うことになります。
資産があることで、両親には施設に入ってもらい、自分は時々お見舞いに行く・・・という流れでした。
長生きはおめでたいことですが、同時に備えが大事なことでもあるのだと、改めて思いました。
資産はあっても、使い方がわからない
ゲームの中の私は、しっかり資産を貯めていました。独身で働き続けたのですから、当然かもしれません。
けれど——使い切らないままだったのです。
結局、その多くは介護施設に入るお金になって終わりました。もちろん、それで困らずに済んだのですから悪くはありません。でも、少しさびしい気もするのです。
以前読んだ本にも、似たことが書いてありました。お金は、使える時期に使うことにも意味があると。貯めるのが得意な人ほど、使うのが下手なのかもしれませんね。
もっと旅行や留学に使っても良かったのかもしれません。
「もしも」を見るという体験
ゲームですから、ただの作り話です。
それでも、自分にあり得たかもしれない人生が目の前に並ぶのは、不思議な感覚でした。看護師を続けて、ひとりで生きて、107歳まで。実際にそうなっていた可能性も、確かにあったわけですから。
どちらがよかった、という話ではないと思います。ただ、今の人生は自分が選んだ結果なのだと、改めて感じました。
主人には振り回されてばかりですし、思いどおりにいかないことも多いのですが、それも含めて自分で選んだ道なのですね😅
ゲームの中とは言え、100歳を超えてからは健康面の不安ばかりで「検査をして治療する」「そのまま様子を見る」と何度も聞かれました。
もう100歳超えたら、治療より自然にまかすほうが良いように思います。
ライフプランを、もう一度見直そうと思います
このゲームで、ひとつ宿題をもらった気がします。
85歳までのライフプランで、本当に足りるのだろうか。
もちろん、何歳まで生きるかは誰にもわかりません。でも「思ったより長生きしてしまった」というのは、備える側からすると困ったことになります。
長生きを心配するなんて贅沢な悩みかもしれませんが、今のうちに考えておくのと、そうでないのとでは大違いですものね。近いうちに、もう一度数字を見直してみようと思います。
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