税理士の観点から考えるビジネスの裏側「タピオカ屋はどこへ行ったのか?」
タピオカ屋さん、いつの間にか見なくなっていまいましたが、少し前まで大変なブームでした。
タピオカミルクティや「タピる」といった流行語もありましたね。
気づいたらタピオカ屋さんだったところは、違うお店になっていたりテナント募集中だったりしています。流行の流れは早いです。
タピオカブームの中で多くのタピオカ屋専門店が急増し、その後需要が落ち着き一部の店舗が閉店したり、メニューを変更して生き残りを図る動きが見られました。
需要の変化や競争の激化で、タピオカ屋の出店戦略や経営戦略が変化し、一部の店舗は変化に対応できず姿を消すケースが見られました。
しかし、依然として人気のある店舗や地域に根づいた店舗は存続し、地域や需要に応じた戦略を展開しています。
流行や社会の変化をチャンスに変える
流行や変化についてチャンスに変えるビジネスとはどんなものでしょうか?
いくつかの一般的なアプローチがあります。
新たな需要に応えるビジネス
新しい流行や変化によって生まれる需要に対して、ビジネスを展開することです。
特定の健康トレンドが流行した場合、そのトレンドに関連する商品やサービスを提供できます。
既存のビジネスモデルをアップデートする
既存のビジネスを新しい流行や変化に適応させることも重要です。伝統的な小売店がオンライン販売に進出するなど、新しいテクノロジーや消費者の行動変化に合わせアップデートすることが出来ます。
イノベーションと差別化
競合他社との差別化を図ることが重要で、たとえば新しい技術を活用してより便利なサービスを提供することで、市場での地位を築くことが出来ます。
需要の予測と先読み
流行や変化を先読みし、需要の予測を行うことも重要です。
そのためには、市場調査やトレンド分析を行い、それに基づいた製品やサービスを開発し需要に応えることができます。
これらのアプローチを組み合わせて、流行や変化をビジネスチャンスに変えることができます。常に市場の動向を注視し、柔軟に対応することが鍵となります。
流行に変化に対応できずに閉店してしまった!
お客さんが来なくなって潰れてしまった、というだけではないこともあります。
タピオカのブームだけで言ったら、3回目ということです。
1回目は1992年、2回目は2008年、3回目が2018年です。台湾旅行が人気になったきっかけで、本場のタピオカミルクティに人気が再燃しています。
タピオカ屋はどうなったのか?
何がブームになるのかわかりませんが、少資金・省スペースで開店。開業にかかるコストを安く抑えて、ブームが長続きするようなら追加投資。冷めてきたら、次の事業を探す…、柔軟に時代の変化に乗ることが大事だということです。
直ぐに「儲からないから」「稼げないから」と言った理由だけではないということです。
消えたタピオカ屋は、唐揚げ屋になったりマリトッツォの店になっています。
タピオカブーム以外にも、高級食パンの店が出来ましたが直ぐに閉店してしまう事がありました。
これも同様な事が考えられます。
最後に
地元商店街にある小さな洋品店。あまりお客さんも居なくて、どうやって稼いでいるのだろうか??不思議ですが、地元の小学校・中学校の制服をそのお店で請け負っています。
毎年新入生が入ってくる、必ず制服が必要になるのでお客さんは居なくならないということです。
ここにも、ビジネスのからくりがありました。
こちらの本に紹介されている事例は、天才経営者がゼロイチで生み出したビジネスではなく、既存の事業を工夫と改善で進化させて生まれ変わらせたものばかりです。
街中にある店やサービスを見ているだけで、この仕組みは自分たちに応用できるかもしれない、楽しそうに仕事をしているとワクワクします。
結果、お金も人も集まりやすくなるので、楽しく挑戦を積み重ねていってほしいと思います。
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