なんか人生がうまくいかない、なんで自分はこんな目にあうんだろう?と思うことはありませんか?
そういった時に対応する考え方が「原因自分論」です。
原因自分論とは、「すべての原因は自分にある」と考える哲学的な立場です。何かミスをした場合「あの人のせいだ」「言ってくれないから」「聞いてないから」と考えるのではなく、ミスをしてしまうような行動をした自分が原因だと考え、今ここから自分に何が出来るかを建設的に考えて行動することが大事です。
ただ自分を責める否定的な使い方はしないよう、注意が必要です。
原因自分論のメリット・デメリット
原因自分論のメリットとしては以下のようなものがあります。
- 自分に責任があると考える事で、他者への負の感情が減ります
- 自分自身に対して建設的に考え、問題解決に取り組むことができます
- 自己肯定感が高まり、自分の行動の選択肢が増えるため、人生の悩みが減ります
- 相手に期待しなくなるため、他人にイライラしなくなります
一方で、自分原因論を過剰に使いすぎると、デメリットがあるかもしれません。
- 自分を責めすぎてしまい、否定的な感情を抱いてしまいます
- 他人を責めなくなってしまい、自分だけが悪いと思ってしまうことがあります
何故、自分原因論が有効?
原因自分論が有効な理由としては
- 自分に責任があると考えることで、他者への負の感情が減ります
- 起こってしまった現象から、原因を客観視して対処すべきことがわかる
- 他人や環境は自分の意志では変えられないことがわかる
他人に対して良い意味で期待しなくなると、誰かが仕事でミスをしても「気づいてあげれなかった」「もっと話し合いをすればよかった」「早めに見つけて教えてあげればよかった」など相手を責めなくてもよくなります。
また、「この位わかるだろう」と言う先入観がなくなっていくので、良い意味で期待しなくなります。
これを繰り返すことで、人間関係が良好になっていくわけです。
今日も、休日出勤をしていてリーダーが誰かの愚痴を言ってきますが、長く勤めているからといってできる事や気遣いできる事とは比例しません。未だに「言ってくれないから」「聞いてなかった」と休み中の作業の変更に文句を言う人がいます。
ミスをすると「だれがやったの?」と、犯人捜しのようになることもあります。最終チェックが出来ていないからだと思うのですが…。
実践するためには
原因自分論を実践するには、以下のような方法があります。
- 自分に問いかける:何が原因であるか自分に問いかけてみましょう。自分ができる事、改善できることを考えてみましょう
- 自分を責めすぎない:原因自分論は、自分を責める事ではありません。自分が出来ることを考え、改善するために行動を起こすことが大切です
- 建設的なことばを使う:「あの人が悪い」と言う否定的なことばではなく「私がもっと努力すればよかった」と言う建設的なことばを使うようにしましょう
- 自己肯定感を高める:自分に対してポジティブな考え方ができます。自己肯定感を高めるためには、自分の良い所や達成したことを振り返ってみるのも大切です
- 習慣化する:自分原因論は習慣化することで、より効果的に実践することができ、毎日少しずつでも自分に問いかけて建設的なことばを使っていきましょう
原因自分論の反対
自分原因論の反対は「責任他人論」です。自分以外の要因や他人に原因があると考えることで、自分を責めずに済むため楽な立場にいることが出来ます。
しかし、責任を他人に押し付けることで問題解決が遅れたり、人間関係が悪くなることがあります。
最近、子供が学校に行きたがらないBさん。学校や同級生や先生のばかり責任を押し付けていますが、自分たち親も原因を考えるべきだと思います。
最後に
原因自分論は自分を責めたり、否定することではないので、そこは注意が必要です。
自分に対して否定的な考え方は持つべきではないし、ダメだと否定していると無意識に刷り込まれてしまい良くありません。
よりよい人生になるよう、自分を成長させる事だと思います。
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