「ボルテスV」フィリピンで40周年イベント! 「なぜ!?」実は視聴率58%の国民的人気 | アニメ!アニメ!
2024年10月18日に、実写版「ボルテスV(ファイブ)」が公開されます。
1977年に日本のテレビシリーズが放送され、約半世紀の時を経てフィリピンで実写化されました。
私も子供の頃に見ていましたが、ストーリーは良く覚えていませんが、オープニングの曲はしっかり覚えています。
1970年代は、ロボットアニメが黎明期でありその中でも「ボルテスV 」はフィリピンで94%の認知度を誇っています。
日本よりフィリピンでの人気の高さは、視聴率58%を記録するなど、親子3世代にわたり親しまれていることでわかります。
日本での「サザエさん」よりも認知度があるかもれません。
因みに、会社にいるフィリピン人のDさんに「ボルテスVを知ってるか?」を聞いたところ、見事に知っていました。歌も日本語で歌えるそうです。
フィリピンで人気を集めた理由は
- 象徴的なテーマ:「ボルテスV」は、侵略者に立ち向かうストーリーでフィリピンの歴史的背景や反独裁的な文脈と共鳴しました。特に1970年代のマルコス政権下では、フィリピン国民の多くが圧政に対して反感を抱いていました。ボルテスVのテーマが「抑圧に抗う姿勢」として受け取られ、強い共感をよびました。
- 政府の放送禁止:当時のマルコス政権が「ボルテスV」を放送禁止にしたことが、このアニメの象徴的な意味をさらに強めました。政府が抑圧的にアニメを禁止したことにより、人部との間でアニメに対する支持がさらに高まりました。
- 強いキャラクター性:「ボルテスV」には、団結して強大な敵に立ち向かう強いキャラクターが登場します。彼らの勇敢さや友情は、フィリピンの視聴者に感動を与え、特に若い世代に愛されました。
- 文化的要素:フィリピンでは、日本のアニメやポップカルチャーが広く受け入れられており「ボルテスV」はその象徴の一つとなりました。世代を超えて放送され長年にわたりフィリピンの人の記憶に刻まれています。
これらの要因が組み合わさり「ボルテスV」は単なるエンターテイメント作品にとどまらず、フィリピンの文化や社会にも深く影響を与える存在となりました。
主題歌も日本語で
主題歌も日本語で歌得るフィリピン人が多いというのは良く知られています。
- オリジナルの魅力:アニメ主題歌は力強いメロディと印象的な歌詞が特徴で、フィリピンでも非常に人気があります。オリジナルの日本語版の力強い歌詞とメロディが、視聴者に強い印象を残しており、そのまま歌いたいと思う人が多くいます。
- 日本語への親近感:日本のアニメや音楽が広く受け入れられており、日本の歌をそのまま覚えて歌うという文化があります。完全に理解できなくても、音としての日本語の響きやリズムが好まれており、カラオケでもオリジナルの日本語版がよく歌われています。
- ノスタルジーとアイデンティティー:「ボルテスV」はフィリピンで数世代にわたって親しまれたアニメです。その主題歌も人々のノスタルジーを呼び起こし、特に子供の頃このアニメを見て育った世代には、日本語の歌詞は思い出の一部として大切にされています。
何度も再放送
フィリピンでは、「ボルテスV」は何度も再放送されています。最初の放送は1978年で、GMAネットワークが英語版の吹き替えを放送しました。しかし、放送途中で当時のマルコス政権により禁止されました。
その後、1986年にマルコス政権が崩壊すると、PTV-4やABS-CBN、IBC-13などの他のチャンネルでも再放送されました。
特に1999年にはGMAネットワークでタガログ語吹き替え版が放送され、2005年にはHERO TVでも再びタガログ語版で放送されました。
さらに、2017年にもGMAで再吹き替え版が放送されています。
こうして長年にわたる再放送で、フィリピンで広く知られるアニメとなり、複数の世代から愛されています。
最後に
「ゴジラ」のハリウッド版を見たときには、なんか違う…と思ったものですが、この「ボルテスV」の予告を見ただけで、オリジナルの良いところを残し、さらにクオリティが高くなっていると思います。
「ボルテス」愛を感じます!!
最終回は、友情、家族の絆、自由への闘いと言ったテーマが強調されフィリピンでも長年にわたり感動を与えています。
主題歌を歌う堀江美都子さんは、フィリピンでは国賓扱いだということですから、アニメに対する敬意を感じます。
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