広島県の公立高校では27日から29日の日程で、高校入試の一次選抜が行われています。
27日は、学力検査のうち国語・社会・理科・英語の5教科の試験と自己表現カードの記入があります。
私の高校受験の頃にはなかった、「自己表現」というものはいったいどんなものなのでしょうか?
確か、娘たちが受験した時にもそういったものはありませんでした。
令和5年度から広島県の公立高校入試制度が変わりました。新たに導入されたのが「自己表現」です。簡単に言うと、面談形式の試験です。
学力検査・調査書・自己表現の3つの得点で合否が決められます。(独自検査をする学校もあります)
自己表現とはどんな入試?
- 受験者一人に対し、検査官2~3人の面接形式
- 一次選抜の一日目に各会場で自己表現カードを作成し提出する
- 表現カードに書く内容は、得意な事やこれまで取り組んできたこと、高校で頑張りたいこと
- 表現カードの作成時間は30分
- 自己表現は5分以内、質疑応答は3分以内、トータル10分以内の面接
- 自己表現カードに書いた内容は評価されない
生徒に身に付けておいてもらいたいこと
15歳の生徒に身に付けてもらいたい力は、自己を認識する力・自分の人生を選択する力・表現する力の3つです。
この観点が重視されている理由は、子供たちが将来自分で考え、答えを出して自己表現してほしいと考えているからです。
中学生の15歳がそう言われてもピンとこない事の方が多いでしょうし、普通の面接でも「高校で頑張りたいこと」「長所、短所」「将来の事」は聞かれると思います。
自己表現カードというものは、大学のエントリーシートのようなものだと思います。
受験の思い出
昔の事を言うと笑われますが、私が高校受験の頃はまだ私立高校より公立高校の方が「レベルが上」と言う認識でした。
私立にはあまり勉強が出来ない人がいく、お金を出せば誰でも入れる、なんて言われました。
私も部活は頑張りましたが、勉強は苦手なので5教科を受けるのが嫌で、私立1本で試験を受けました。
学校を選ぶ際も「制服がかわいい」「女子高がいい」など先の事はあまり深く考えていないで学校を選んでいます。
生徒の数も今よりずっと多いので、試験に落ちる可能性ももっと高いので、確実に受かるだろう学校を選びました。
「将来は○○になりたいです」
「高校では○○を頑張りたいと思います」
面接では当然そう答えますが、実際に受かってしまうと違う方向に行くことも。
自分をよりアピールするために
自己表現カードは、何度も練習すればしっかり書くことが出来るとおもいます。しかし、大切なのは表現の方法です。内容だけでなく、発表する態度も重要です。
自分が話したいことのポイントを押さえておくこと、質問を予測してそれに対応できる答えを用意しておく、相手に伝わりやすい話し方が出来るように練習しておきましょう。
最後に
学校で練習した時は上手にいっても、本番になると緊張して上手く話せないこともあるとおもいます。
そして、高校入試だけでなく大学、就職活動をするたびに同じような書類を書いて、面接をするでしょう。
自己表現は今年初めての入試制度だそうです。
誰も初めては不安になるかもしれませんが、しっかり対策をして挑んでください。
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