
尾道・向島では、毎年4月になると「おせったい」と呼ばれる行事があります。
正式には「お大師さんのおせったい」と呼ばれ、島内のあちこちに祀られている新四国八十八か所の祠やお堂を巡る行事です。
地域によって日にちが異なることもありますが、向島では4月4日に行われるのが一般的です。
子どもたちが楽しみにしている春の行事
この日は朝早くから、子どもたちやお年寄りがそれぞれの霊場を回ります。
お参りをすると、おせったいとしてお菓子をいただくことができます。
お賽銭は
- 1円玉
- 生米
などを入れることが多く、子どもたちも小さなお財布や袋を持って回っています。
朝は7時〜8時頃から回り始めることが多く、島のあちこちで子どもたちの姿が見られます。
中には効率よく回ろうとして、自転車で急いで回ったり、家族で車を使って移動する人もいます。
そのため場所によっては道路が混雑したり、自転車が増えて危険になることもあります。
それでも子どもたちにとっては春休みの楽しみの一つ。 「たくさんお菓子がもらえる日」として、毎年楽しみにしている子も多いようです。
おせったいを支える地域の人たち
各霊場には、その地域の担当の班があります。
当番になると
- 祠やお堂の掃除
- お菓子の準備
- 当日の対応
などを行います。
多くの場合、町内会の班長が中心となって準備することが多く、事前にお菓子を買いに行くなどの準備もあります。
4月は町内会の役員が交代する時期でもあります。 新しい班長へ引き継ぐタイミングでもあるため、担当になるかどうかで気持ちが少し違うかもしれません。
わが家でも、主人が昨年班長になってからというもの、
「どこでお菓子を買うのか?」 「当日は何時からなのか?」
など、ずっと気にしていました。
結果的に今年は担当を外れることになり、かなり安心しているようです。
1年間ずっと気にしていたので、肩の荷が下りたのかもしれません。
昔から続く町内会の役割
近隣では、班長は10年ほどの周期で順番が回ってきます。
班長の仕事は
- 回覧板を回す
- 広報を配る
- 行事の連絡
などがあります。
今はインターネットやスマートフォンで情報が届く時代ですが、地域のつながりを大切にする意味でも、こうした仕組みはまだ続いています。
「時代に合わせて少し変わってもいいのでは」と思うこともありますが、長く続く地域の文化でもあるので、簡単に無くすのも難しいのかもしれません。
おせったいのお菓子は町内会の負担
子どもたちに配るお菓子は、基本的に町内会の費用で用意されています。
最近は町内会を抜ける家庭も増えていると聞きますが、もし会員が減ってしまうと、お菓子の準備も少し大変になるかもしれません。
また、子どもがいない家庭では「うちは関係ないので」と寄付を遠慮することもあるようです。
それぞれ事情があるとは思いますが、地域の行事は多くの人の協力で成り立っているのも事実です。
できる範囲で支え合いながら、こうした伝統行事がこれからも続いていくといいなと思います。
最後に:春の思い出になる伝統行事
向島の「おせったい」は、子どもたちにとって春休みの楽しい思い出です。
一方で、地域の人たちが準備をして支えている行事でもあります。
これからも安全に気をつけながら、子どもたちが楽しめる行事として続いていくといいですね。
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