＜STORY＞ 再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海（綾野剛）はハリソン山中（豊川悦司）と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、「情報屋」の竹下（北村一輝）、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子（小池栄子）、「法律屋」の後藤（ピエール瀧）らとともに、拓海は「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。次のターゲットは過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。次々と明らかになる拓海の過去とハリソンの非道な手口。前代未聞の綱渡りの不正取引、迫りくる捜査......果たして100億円詐欺は成功するのか
Netflixドラマ、「地面師たち」は、新庄耕の同名小説を原作とし、実際の不動産詐欺事件を下にしたクライムサスペンスです。
この作品は、土地の所有者になりすまして不動産を売却し、多額の金をだまし取る詐欺集団「地面師」を描いています。
特に、2017年に発生した積水ハウス地面師詐欺事件がモチーフとなっており、100億円の不動産を巡る駆け引きが展開されます。
ドラマは2024年7月25日に配信開始され、綾野剛や豊川悦司などの名優が出演されています。
ドラマ「地面師たち」の設定は、新庄耕の小説を基にしており、実際におきた詐欺事件をモデルにしています。
この事件は、地面師グループが偽造書類を使って不動産取引を装い、積水ハウスから55億円をだまし取ったことが描かれています。
ドラマでは、不動産詐欺の手口や関係者の役割がリアルに再現されています。
積水ハウス地面師詐欺事件は2017年に地面師グループが、東京都品川区の高価な土地を偽の書類を使って売却し、積水ハウス側から55億5千万円をだまし取りました。
地面師は、旅館「海喜館」の本物の所有者になって、偽造した登記簿謄本や印鑑証明書を使用して取引を行いました。
ドラマでも、偽造の本人確認証や印鑑まで偽造するシーンが描かれていて、本物そっくりに仕上げています。素人には区別がつかないし、それが偽物とは考えないでしょう。
この事件は、不動産業界における書類確認の重要性を示すものとして注目されました。
積水ハウス地面師詐欺事件の後、地面師グループの主犯であるカミンカス操を含む数名が逮捕されました。
ドラマではハリソン山中を演ずる豊川悦司が、出てきただけで「主犯」であるように見えます。
役者の個性でしょうが、顔を見ただけでラスボス感が漂っていました。
冷酷非道な役が似合っています。
地面師グループは、積水ハウス事件以外にも複数の詐欺事件を起こしています。例えば、東京都港区の高級住宅地の所有者になって、偽造書類を使って不動産取引きを進める手口が報告されています。
さらに、地面師の手口はデジタル化技術の進歩により進化しており、ディープフェイク技術を使った詐欺も増えているとされています。
一般に人も不動産詐欺事件に巻き込まれることがあります。
巧妙な手口を使って個人や企業を欺き、偽造書類を用いて不動産取引を装います。
特に、所有者になりすますなどの手法で、一般の不動産所有者や購入者が被害に合うことがあります。書類の確認不足や取引の透明性の欠如を狙って行われることが多く、注意が必要です。
私の実家なども、駅から5〜6分のところにありますが築年数も古い、時々不動産会社の人が「売りませんか？」と来ることがあると聞きました。
家が古いので、家の価値はほぼないでしょうが、土地だけでもどのくらいするかわかりませんが、そういったセールスが来ることは事実で、母が頑なに断っています。
ドラマの詐欺事件では「売るつもりがない」人からも、なりすました第三者が勝手に「売却」の手続きを行って100億円がだまし取られる場面があります。
不動産詐欺を防ぐため個人でも注意が必要です。
- 書類の確認
- 業者の信頼性の確認
- 情報の共有
- 専門家への相談
安易に良くわからない不動産投資やワンルームマンション投資などは、素人が手を出すことは控えたほうが良いでしょう。
絶対に儲かる、リスクやデメリットを説明しない、しつこい営業、事務所を所有していないなどは信頼性にかけるので、電話でのしつこい営業や必ず儲かるという話は怪しいです。
おかしいと思ったら、すぐに専門家に相談してください。
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