今週のお題、もう一度みたいドラマです。
今年、渡哲也さんが亡くなりましたが、当時、小学生か中学生になったばかりのころに見ていたのが「西部警察」です。その頃、刑事もので「太陽にほえろ」もありましたが私は、西部警察が好きでした。
何だかんだで、30~40年前のドラマですから、設定や時代背景も今とは全然違いますし、あんなにすぐ犯人が分かるはずがないのに、子供だったので夢中で見ていました。
犯人を追いかけて、町中を走り回ったり銃を撃ちまくったり、カーチェイスを繰り広げたり、とにかく派手な内容だったのでワクワクしてみていました。
その頃出演していた俳優さんたちも、だいぶ年も取ったし、当然亡くなった方も多いです。
イケメンの新人俳優が出てきては、殉職して本気で悲しんだことも、いい思い出です。
最近のジャニーズの子たちとは、全然ちがうタイプの俳優さんがいっぱいいて、最初は犯人役でちょっとだけ出演していたのが、その後新人刑事として出てきたりのパターンはあるあるでした。
一度役の中で、殉職したのに別の役で再登場するなんて、ちょっとずるい!なんてこともあります。
悪役の俳優さんも大体同じ人が出ているので、事件がおこるとすぐ犯人だとわかってしまいます。水戸黄門や時代劇でもそうですが、結末がもうわかっているのに見てしまう、「あー、やっぱり」という安心感でエンディングに突入していました。
話の内容もとてもシンプルで分かりやすく、子供が見ても、理解しやすかったと思います。
ドラマも10話や20話でおわりでなく、100話以上5年以上続く事もあたりまえでした。
何人かの役者さんがかわりながらpart1.part2.part3とドラマが続いて行き、最後大門団長が殉職して最終回となり、本当に終ってしまいました。
主人公がいなくなってしまえば、代わりに誰かを立てても面白くないし、打ち切りになるかもしれません。
20年くらいたったころ、特別編のような番組が作られましたがやはり、大門団長を超える存在がいないので、なんか違うなーと感じました。今頃のドラマが、すごく地味に見えて盛り上がりが感じられないほどです。
渡さんは、西部警察が終わった後もずっと「大門団長」のイメージでしたから、亡くなったときにあまりニュースで闘病の写真などが流れずに、葬儀もつつましく行われたことが、ある意味良かったと思えます。